地下鉄やバスなどの公共交通機関でスリが多い

ヨーロッパに位置する国の一つであるハンガリーは、他の欧州の国々と比較しても治安は優れているとされています。

刃物や拳銃などを使用した重犯罪はほとんど発生しておらず、旅行者であっても比較的安心して観光をすることができます。

ただしかし、だからといって完全に安心して歩けるわけではないということには注意が必要です。

重犯罪は少ないと言っても、観光客をターゲットにした犯罪が少なからず報告されています。

外務省が公開する治安情報の中では治安状態に大きな悪影響を及ぼす事態は報告されていませんが、ハンガリーへ旅行するという際には自身が犯罪に巻き込まれないよう、細かな治安情報まで確認しなくてはなりません。

ハンガリーの旅行者が特に巻き込まれやすい犯罪となるのが「スリ」です。

これは特に地下鉄やバスなどの公共交通機関での発生数が多く、手口としては数名のグループがターゲットとされた旅行者を囲み、旅行者が身動きできなくなった状態から財布を抜き取ると言ったようなものが主流です。

中にはバッグなどをナイフで切り裂いて金品を盗むという手口もありますから、公共交通機関を利用する際には自身の周りが不自然に混雑していないかということを確認しなくてはなりません。

また、旅行者の不注意によって発生しやすいのが「置き引き」です。

これも公共交通機関で比較的多く報告されていますが、ホテルのチェックインやレストランなどでも報告されるようになっています。

チェックイン時やレストランでの食事の際に荷物を足下に置いていると、その荷物を気付かないうちに持って行かれ、パスポートなどを紛失する人が多いのです。

中にはホテルスタッフのような態度で近づいてきて、荷物を預けるように言ってくる犯罪者もいますから、不用意に荷物を手渡さないような注意が必要です。

そして最後に考えておきたいのが「支払いトラブル」です。

これはハンガリーに限った話ではなく、ヨーロッパなどの観光資源が豊富な国ではかなりありがちな犯罪です。

女性に誘われて飲食店で食事をした後で高額な飲食代を請求されるという詐欺や、ホテル前で客待ちをしているタクシーに乗った後に法外な代金を請求されるという詐欺が後を絶ちません。

旅先では開放的な気分になることもありますが、不用意に人の誘いには乗らないことを徹底し、またタクシーを利用する際には必ずホテルスタッフに頼み、信頼できるタクシーを呼んでもらうように心がけましょう。