温泉好きで家族をとても大切にし大家族で暮らす

ハンガリーは東欧の中でも特に観光客に人気の高い国です。

首都のブダペストは、ヨーロッパの真珠とたたえられるように、まるで宝石箱のように整然と整えられた美しい街です。

歴史ある寺院や教会、お城等もよく保存されており、まるで中世のヨーロッパに迷い込んだような印象を与える国です。

このように、典型的なヨーロッパの雰囲気を持つ国ですが、実はこの国にはアジアとの接点が多いのです。

地理的に、アジアからヨーロッパへの玄関口となる国なので、この国は古くから外国からの侵略を防ぐための前線基地として機能してきました。

特に、中世におけるモンゴル軍の侵略は有名です。当時のモンゴルは、アジア大陸だけではなく、ロシアや東ヨーロッパにも版図を広げるほどの勢力を誇っていました。

モンゴルの騎馬軍団は当時世界最強の軍事力を誇り、軍隊が通過した後は草木も生えないと恐れられたほどです。

この破竹の勢いのモンゴル軍が中央ヨーロッパを侵略することができなかったのは、ひとえにハンガリーなどの東欧諸国が善戦して撃退したためです。

しかし、これらの国々は、モンゴル軍の侵略を受け、国土は焼きつくされ、人や物資が略奪にあうなど、その国の国民は想像を絶するほどの苦労を味わいました。

この時に、侵略したモンゴル軍と現地の人々との間の混血が進んだので、アジアの血が入った国民が同国には多数存在します。

観光地を歩いていると、ヨーロッパにいるはずなのに、どこか親しみを感じさせるのは、アジア的な風貌をした人が多いためです。

また、容貌だけではなく、彼らの国民性にもアジア的な気質が見られます。

フランス等の中央ヨーロッパの国々の人は、どちらかというと個人主義志向の人が多いのですが、ハンガリーの人々は家族をとても大切にします。

大人になっても親元に同居し、大家族で暮らす人はとても多いです。また、この国の人々は、とても温泉好きということでも知られています。

ハンガリーは、ヨーロッパには珍しく天然の温泉に恵まれているので、国内の至る所に温泉施設があるのです。

温泉とは言っても、裸で入浴するのではなく、水着を着て温浴を楽しむのが日本とは異なる点です。

その光景は、まるで温水プールで遊んでいるようにも見えます。また、お菓子好きな人が多く、かなり太った体つきの人が多いのも特徴です。

あまりに太りすぎて糖尿病になったり、早死にする人が多いので、政府はスナック菓子に重税を課す政策を行うほどです。家族と温泉とお菓子を愛するのが、ハンガリーの国民性と言えるでしょう。